なぜだか、思い出せないその在処(ありか)をずっと探してる
そこにあるのは気づいているのにどうしてだろう はっきりと思い出せない
何度も何度も通り過ぎて触れたいけど、触れられない
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私たちが生まれる遥か以前からその島は生命(いのち)を育み続けていた
触れ続けることで、きっと何かが見えてくる島の夢に導かれ、一人の女性が産声を上げる
遥か昔から、地球が続けてきた生命の営み1000年先まで語り継がれる物語の行末
「島と人の絆の再生」が 今始まる
ある日、不思議な夢を見た。
海の見える小高い丘、鳥居と辨天社生まれ故郷の目の前の島に、その光景はあった
2022年3月9日生まれて初めて島に上陸する
宇宙の星々のようにキラキラと輝く海中の石たち島に息づく豊かな自然の営み
生き物たちが命を育むその島の海岸には多くのプラスチックごみが流れ着き
人の暮らしを守り続けてくれた家屋は倒壊「感謝」と「祈り」を支えるはずの辨天社は
ただ、寂しそうに佇んでいた。
触れ続けてきた、大切な感覚わたしの人生の集大成
生まれ故郷の目の前の島で四十六億年の記憶を感じ
島と人、地球と人間の生き方と在り方に懐かしさと寂しさを抱き続けている
次の世代に残したい想いわたし自身が触れ続けていたい“輪郭”
会いたい人に、逢いに来た
問い続けてきた、大切な理美しさに惹かれる、ぼく自身の集大成
縁もゆかりもないこの土地で心の在処を、見つけた気がした
真実と矛盾の狭間で揺れ動く地球と人、島と人との絆の再生
託された願いを 1000年先の未来に向けてぼく自身が問い続けていたい”輪郭”
未だ見ぬ世界に、会いに行く